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- BAMBU マットホワイト H300mm
ストーリー
スペック
●陶器
Enzo Mari (エンツォ・マーリ)によってデザインされたフラワーベース「BAMBU (バンブー)」のセラミック版の復刻モデルです。1968年に発表されたバンブーは、プラスチックPVCのパイプに熱を加え成形しカットする手法を 採用。マルセル・デュシャンが唱えたレディメイドを想起させる、工業生産品を美しいフラワー ベースに変えるというプロダクトでした。その後、マーリはバンブーの豊かな形態バリエーションのなかから幾つかを型どりし、セラミックのバージョンを制作します。プラスチック版の持っていた意味あいを無くし、そこから生まれた形態に焦点をあてているかのようです。元のセラミック版は釉薬のかかっていない、ざらついた質感でしたが、今回のエディションでは マットホワイトの釉薬がかかっており、より実用的な製品になっています。
Enzo Mari (エンツォ・マーリ)が1967年にデザインした万年カレンダーの名作。数字のプレートをまわしてボディに隠して日付けを表示します。イタリアのデザイン誌DOMUSの表紙を飾るなど、機能的でありながら一度見ると忘れられないインパクトのある造形になっています。
DANESE(ダネーゼ) は1957年、ブルーノダネーゼと妻ジャクリーン・ヴォドツによって、日用品を主に扱う小さなショップとしてイタリア・ミラノに設立されました。
1960年代には、「デザイン関係者はミラノを訪れるとDANESEに必ず立ち寄る」といわれるほど、イタリア モダンデザインにおいて重要な役割を担っていました。
1991年、大量生産・大量消費という時代に呑み込まれ閉鎖するものの、10年後の2001年、新しい 時代の風が吹き込まれミラノサローネで再び復活しました。
セラミックを用いたクラフト作品を発表していたダネーゼにとって、大きな変革はBruno Munari (ブルーノ・ムナーリ) との出会い。イタリア後期未来派に属し、1930年に発表した「役に立た ない機械」をはじめ第一線として活躍していたムナーリは、プラスチックや金属などインダストリアルに適した素材を採用。プラスチック製の灰皿「CUBO (1957) 金属製のゴミ箱「SICILIA (1959)」伸縮素材製の照明器具「FALKLAND (1964) 」など実験的要素を含む多くの作品を発表しました。
ブルーノ・ムナーリがダネーゼ夫妻に紹介したデザイナーがENZO MARI (エンツォ・マーリ) デザイナーであり芸術家でもあったマーリは、芸術における視覚心理学や知覚の構造の研究など、緻密な分析に基づいたアプローチから作品を導き出す。
半世紀以上にわたりダネーゼより作品を発表。カレンダー「CALENDARIO BILANCIA (1959)」「FORMOSA (1963)」「TIMOR (1967) デスクアクセサリー「AMELAND (1962)」SUMATRA (1976)
愛され続けています。「FLORES (1992) 」など多くの作品が20世紀のデザインアイコンとして愛され続けています。
ダネーゼの作品は、デスクアクセサリーやカレンダー、テーブルアクセサリー、照明器具などで構成される「日用品」のほか、「アートエディション」「教育」の大きく3つに分けられます。
1964年に発表された照明器具「FALKLAND」 は、伸縮性のある素材 (ストッキング素材) と、大きさの異なるリングによって彫刻的なフォルムを作りだすとともに、折りたためる特性を活かしたパッケー ジにより輸送コストを最小限に抑えることに成功しました。
1963年よりエンツォ・マーリによって発表される「Serie della natura (自然シリーズ) 」のシル クスクリーンのポスターシリーズ。
マーリは自然シリーズにおいて、対象を極限までシンプルにし、シンボルのようなイメージを追求。結果として生まれたこれらの作品は、とても50年前以上に生まれたと思えない、今でも古びないイメージが生み出されているのです。
1957年、エンツォ・マーリによる「EDIZIONI PER BAMBINI」という知育玩具シリーズで制作した積み木「16 ANIMALI」。それぞれの形状はエンツォ・マーリの視覚研究の結果により生まれたかたちであるとともに、子供たちにはもの本来の持つかたちへの興味をかき立てるものとなって います。